ネイティブスピークのデメリット

ネイティブスピークのデメリット

ここではネイティブスピークを使ってみて、
デメリットに感じたことを紹介しています。

 

ネイティブスピークに関しては、
私がこれまでに使ってきた発音教材の欠点が、
ほぼ改善されているので大きなデメリットはありません。

 

ただ、デメリットが全く無いわけではありません。

 

どんな商品にも少なからず欠点はあります。

 

では、ネイティブスピークの
悪いところを紹介しますね。

 

ネイティブスピークにはサポートがない!

 

この教材はメールやスカイプなどの
サポートは一切付いていません。

 

そのため、サポートがないと不安な場合は、
購入されない方がいいでしょう。

 

私の場合は実際に使ってみて、
サポートの必要性は感じませんでした。

 

DVDには発音の解説もありますし、
CG映像やネイティブのお手本もあるので、
わかりずらいと感じたことはありません。

 

サポートが無い分、価格が抑えられています。

 

類似のDVD教材と比べても安くなっています。

 

ネイティブスピークだけで全てのリエゾンは学べない!

 

この教材ではリエゾンも学べますが、
39種類しか学ぶことができません。

 

当然ですが、リエゾンのバリエーションは、
これだけではありません。

 

会話の中に無数に出てきます。

 

そのため、リエゾンのルールを知っておき、
発音に慣れる必要があります。

 

リエゾンのルールには、
主に次のようなものがあります。

 

1.子音+母音になると繋がる。

 

子音で終った単語の次に
母音(AEIOU)で始まる単語が来ると、
最後の子音と次の語頭の母音を繋げて発音します。

 

例:find out

 

find out(ファインド アウト)の
「d」と「o」の音が連結して、
「ファインダウト」となって発音されます。

 

全ての子音と母音は連結します。

 

 

This is ⇒ ディスィズ

 

How are ⇒ ハワ

 

Have a ⇒ ハバ

 

Good afternoon. ⇒ グダフタヌーン

 

この他に「t/d」+母音が連結する時には、
日本語の 「ラ音」や「ダ音」に近い発音になります。

 

例:get on

 

通常のリエゾンではget on「ゲット オン」の
「t」と「o」が連結して「ゲッダン」となります。

 

ところが、ネイティブは「ゲラン」や
「ゲダン」といった発音をします。

 

その他にもこのような発音になります。

 

Get up ⇒ ゲラップ

 

Not at all ⇒ ナラロー

 

「t」がリエゾンすることで、
「ラ・リ・ル・レ・ロ」のような音に変化します。

 

2.閉鎖音の子音と子音は繋がる。

 

単語の語尾が「p、t、k、b、d、g」の子音で終わり、
次の単語の語頭が子音で始まる場合、
語尾の子音が消えて語頭の子音だけ発音します。

 

例:help you

 

help you(ヘルプ ユー)と発音するのではなく、
「プ」が消えて「ヘルピュー」 のように発音します。

 

3.子音+子音の組み合わせで繋がる。

 

前の単語の語尾と
次の単語の最初が同じ子音の場合は、
重複部分を詰まるように発音します。

 

例:did you

 

did you(ディドゥ ユー)と発音するのではなく、
「ディジュー」のように発音します。

 

これは、子音の発音が、母音の発音に
似ていることから起こる例外的なリエゾンです。

 

※ここで紹介している例は、
便宜上、カタカナの発音表記にしていますが、
実際の発音とは異なることがあります。

 

このようなリエゾンの規則性を知っていれば、
39種類のリエゾンしか知らなくてもカバーできます。

 

ネイティブスピークには、
上記のようなリエゾンの規則性に関する
解説がなので残念に思います。

 

39種類のリエゾンを
淡々と覚えるといった感じです。

 

ただし、英語にはリエゾン以外にも
以下のような発音の変化があります。

 

■リダクション(reduction)

 

リダクションとは、音が発音されずに消えたり、
弱音になってしまうことを言います。

 

1.破裂音の語尾が消えるパターン

 

英語では語尾に破裂音が来た時は、
破裂させずに止めます。

 

・「d」の音が消えるパターン

 

ネイティブは、文の途中にある「d」を発音しません。

 

例:Good night.

 

「グッドナイト」ではなく「グッナイ」と発音します。

 

・「t」の音が消えるパターン

 

ネイティブは、文の途中にある「t」を発音しません。

 

例:Get back.

 

「ゲットバック」ではなく「ゲッバァッ」と発音します。

 

・「g」の音が消えるパターン

 

ネイティブは、単語の最後ある「g」を発音しません。

 

例:handbag

 

「ハンドバック」ではなく「ヘァンバァッ」と発音します。

 

また、単語の最後が「ing」で終わる時は、
日本人は「ング」と「グ」の音を発音します。

 

でも、ネイティブは「グ」の音を出しません。

 

「グ」の音を喉で止めるようなイメージで発音します。

 

例:going

 

「ゴーイング」ではなく「ゴーイン」と発音します。

 

2.同じ子音は消えるパターン

 

英語では同じ子音は繰り返して発音しません。

 

例:Good day.

 

「グッドデイ」ではなく「グッデイ」と発音します。

 

3.人称代名詞の「h」が消えるパターン

 

英語では「he, his, him, her」などの
「h」で始まる人称代名詞は消えて、
母音しか発音しません。

 

例:I like her.

 

「アイライクハー」ではなく「アイライカァ」と発音します。

 

この他にも「h」で始まる単語が来ると、
「h」の音が消えることがあります。

 

例:should have

 

「シュッドハブ」ではなく「シュッダ」と発音します。

 

4.前置詞が消えるパターン

 

英語では「to,at,of」などの前置詞も消えやすくなります。

 

例:got to

 

「ゴットトゥー」ではなく「ガダ」と発音します。

 

例:at first

 

「アットファースト」ではなく「アッタファーストッ」と発音します。

 

例:a cup of

 

「アカップオヴ」ではなく「アカッパ」と発音します。

 

5.接続詞が消えるパターン

 

英語では「and,because,as」などの接続詞も消えやすくなります。

 

例:up and down

 

「アップアンドダウン」ではなく「アッぺエンダウン」と発音します。

 

例: because of

 

「ビコーズオブ」ではなく「ビカザッオブ」と発音します。

 

例:sang as

 

「サングアズ」ではなく「サンガズ」と発音します。

 

■フラッピング(flapping)

 

フラッピングとは弾音化のことを言います。

 

簡単に言えば「t」の音が日本語のラ行の音に
近い音に変化することを言います。

 

フラッピングが起こる条件は以下になります。

 

・前後のアルファベットが母音と母音で挟まれている。

 

・「t」の直前にアクセントのある母音がある。

 

フラッピングはアメリカ英語特有の発音です。

 

例:water

 

「ウォーター」ではなく「ワーラー」と発音します。

 

※ここで紹介している例は、
便宜上、カタカナの発音表記にしていますが、
実際の発音とは異なることがあります。

 

ネイティブスピークでは、
リダクションやフラッピングまでは
学ぶことができません。

 

なので、これらの発音に慣れるまで、
独学で練習するしかありません。

 

ここで紹介したリダクションや
フラッピングは代表的なもので、
これら以外にも音の脱落や弱音は無数あります。

 

英語は日本語に比べて音の種類が多いので、
音が変化するパターンもたくさんあります。

 

そのため、聞いた音を書き出して、
聞き取れなかった音を確認しましょう。

 

そして、聞き取れるようになるまで、
何回も繰り返し聞きながら
口に出して練習しましょう。

 

ネイティブスピークは発音しか学べない!

 

ネイティブスピークは、
英語の発音に特化した教材です。

 

英語の発音を矯正したい人には役立ちます。

 

でも、英会話が上達したい人や、受験英語、
英検、TOEICで高得点を取りたい方は、
別の教材で学習した方がいいでしょう。

 

受験英語、英検、TOEICなどで
高得点を取りたければ、
専用の参考書や過去問を使って、
学習した方が効率的でしょう。

 

これらの英語の試験にはよく出題されるテーマや
頻繁に出てくる英単語、熟語、言い回しなどがあります。

 

また、制限時間があるため、
時間配分を考えて学習する必要があります。

 

仮にリスニングに自信があっても
時間が足りなくなくなれば、
確実にわかる問題も解けなくなり、
点数を落とすことになります。

 

特にTOEICは時間との勝負と言われており、
時間が足りずに最後は適当に選ぶ受験者が大勢います。

 

なので、専門の問題集などを使って、
出題パターンをしっかりと把握したり、
ひっかけ問題の対策をした方がスコアが伸びます。

 

ただし、英語の発音力が上がれば、
リスニング、スピーキング、リーディング、
ライティングといった4技能が全てアップし、
英語の総合力が上がるようになります。

 

また、単語や熟語も早く覚えることができます。

 

そのため、ネイティブスピークが、
全く英語の試験に役立たないわけではありません。

 

物事には優先順位があるので、
今必要な英語のスキルから習得されるといいでしょう。

 

以上がネイティブスピークのデメリットになります。

 

まとめ

 

もちろん、ここで紹介したデメリットは、
私の個人的な意見です。

 

なので、使用者によっては、
デメリットに感じる部分も違うでしょう。

 

英語の発音を極めたい人には、
素晴らしい教材だと思います。

 

ただ、ネイティブスピークで学習すれば、
すぐに流暢な英語が話せるようになるわけではありません。

 

たった60日程度発音の練習をしたところで、
ネイティブのような綺麗な英語は話せないでしょう。

 

その点は勘違いされないで下さい。

 

ですが、自分の英語が通じないといった
コンプレックスを持っている場合は、
カタカナ英語の発音を矯正する方が効果的です。

 

間違った発音だといつまでたっても
リスニングが上達しません。

 

正しく発音できない音は、
正しく聞き取ることができません。

 

正しい発音ができれば、脳に英語の音と認識され、
自分の耳に正しい英語の音を教えることができます。

 

このことは脳科学的にも証明されています。

 

私達は自分の知らない音や
意味が理解できない音は、
聞き取ることができません。

 

「ワーラー」と聞いて
「水」だと理解できる日本人は、
ほとんどいないでしょう。

 

多くの日本人は「水=ウォーター」と、
発音すると認識しています。

 

水のCMなどでも「ウォーター」と発音していますし、
様々な場所で「ウォーター」という文字を見かけます。

 

そのため、日本人には「水=ウォーター」が、
脳に刷り込まれています。

 

だから、「ワーラー」と聞いても、
誰も理解できないのです。

 

カタカナ英語で話す癖がついてしまうと、
正しい発音に直すことが難しくなります。

 

なので、悪い癖がつく前に
発音を矯正することが大切です。

 

日本人の英語学習者の90%が、
発音の学習をしたことがないというデータがあります。

 

日本人の英語力は国別の英語力と比べても、
毎回最下位に近い位置にいます。

 

この理由は発音の学習をしていない人の割合と
強い関係があることがわかっています。

 

つまり、発音の上達なくして、
英語の上達はないとも言えます。

 

ネイティブスピークにはここで挙げたような
いくつかのデメリットもありますが、
少ない練習時間で正しい発音が習得できるので、
選択肢の一つに入れてみてはどうでしょうか。

 

ネイティブスピーク

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